パラレルキャリアを始める時どう考えるのがおすすめ?相談実例から

こんにちは、
キャリアコンサルタントのまえだはるみです。
今日は
「パラレルキャリアはどんな始め方がおすすめか?」
について
以前ご紹介した書籍
自分らしく働く「パラレルキャリアのつくり方」
と私が相談を受けた実例も交えて
紹介していきます。
特に
子育てがひと段落ついて、
仕事もがむしゃらに努力する時期を過ぎ、
今後どういうモチベーションをもって働いていけばいいのか?
このままのやり方をずっと続けていって後悔しないか?
悩んだり、もやもやしている人におススメです。
Contents
パラレルキャリアのはじめ方
私は新卒や転職活動をしている人の
就職支援を長くしているのですが
仕事を決める時に
やりたいこと
できること
環境分析(求人があるか?)
この3つをそれぞれ考えてみることからスタートします。
パラレルキャリアも同じで
「パラレルキャリアのはじめ方」でも
WILL~やりたいこと
CAN~できること
NEED~必要とされること
この3つを整理するところから始めてみようと書かれています。
私が最近相談を受けたOさん、
現在の会社にパートとして入社して
必死に努力し正社員となり
現在は責任ある職位についています。
Oさんは40代後半になり
「もうこれ以上どんなことを目標としていけばいいのかわからなくなった」
「仕事以外の自分がない」
悩みがありました。
1時間という短いカウンセリング時間でしたが
このWILL,、CANの部分
これまでの経験、どんな思いでやってきたのかを聞いていくことで
「パラレルキャリアという形で自分のやりたい方向について進んでいく」
話になりました。
このOさんの実例を交えて
パラレルキャリアの始め方
WILL→CAN→NEEDについて紹介していきます。
WILL~どんなことをしたいのか?
人の役に立つことがモチベーションに繋がる
これまで仕事で接するお客様の「ありがとうございました。」
と感謝されることが一番嬉しかった、
という話からまずスタートしました。
これからは子供も独立したし
仕事以外で地域に貢献していきたい
理想は地元にカフェを開きたい
中小企業診断士の資格取得にも興味がある
それがWILL(やりたいこと)でした。
次にCAN~できること
- 目標を設定してそれを達成してきたので目標管理達成ができるところ
- お客さんとの対応の経験から、相手に合わせたコミュニケーションができること
- もともと保育士をしていたので保育士資格がある
- 絵を書くことが好きで得意、POPが書ける
- 工作、手作りが好き
こうしてWILLとCANを話して書き出していくと
最初は今やっている仕事をもとに出来ることを話していたのですが
もともとやっていた保育士時代に得意だった「絵を描くこと」も
だんだん出てきました。
「WILL」と「CAN」が重なるところを探していく
パラレルキャリアを考えていくとき
「WILL」「CAN」の重なるところをまず考えていきます。
話をしていくと
地元の人が気軽に来れるカフェをしたい
これが一番やりたいことでした。
単なるカフェではなく
地元で開きたい、地元の人が笑顔になるカフェを
でもすぐに会社を辞めてカフェを始めることは経営の経験もないし自信がない、経済的にも不安、
地元は高齢化が進んでいてカフェを健全に経営することは難しそう、
だからまずは資格を取らないといけないかな~?と
でも何も新しい資格を取らなければカフェが出来ないと言うことでもないし、、
だからまず中小企業診断士の資格を取って
自分に自信をつけたい
など彼女がやりたくてもできないことや
そのために考えていることが
どんどん出てきました。
パラレルキャリアの良いところは
急に仕事を変えなくても
今の状況にプラスして他の社会活動をしていくことなので
WILLのやりたいことがカフェでCANと重なるところを探して
今無理なくできることで
自分のやりたいことに繋がることはないのか?について話していきます。
彼女の場合はまず自分から企画して
絵が好きな人や地域の活動をやりたい人同士が集まっていく場を作りたいということになりました。
NEED~社会から必要とされているのか
自分が得意だったりやりたいことでも
それがニーズがなければ続かないですよね。
Oさんのケースだったら
「どういう集まりだったらみんなが参加したいのか?」
「みんなどんなことを知りたがっているのか?」
から始まりWILLのカフェについても
「自分の地元でカフェの需要があるのか」など
これは自分では気づかないこともあるので
周りに聞く、
新聞雑誌で情報収集するなど
なるべくたくさんの人に
自分がやりたいことを周りに話してみましょう。
まとめ〜パラレルキャリアのはじめ方で役立ったこと
Oさんのカウンセリングは1時間だったので
ここまでしか進まなかったのですが
パラレルキャリアの始め方を考えてみた感想を聞いてみて
気づいたことをまとめます。
自己のこれまでの棚卸をする
このキャリアカウンセリングを受け、
パラレルキャリアという今の仕事以外での活動について考えてみたOさんが
自己分析、
特にこれまでの棚卸をしたのがとても役に立った
忙しいとなかなか一人で自己分析は出来ないと話していました。
Oさんの感想です。
これまで先のこと、前に進むことしか考えていなかったけど
自分の棚卸しが出来て足りないことより
自分がやってきたことを話して自信が出てきました
仕事のお休みを利用してもっと自分の棚卸に時間を取り
やっていくことを決めていきたい
仕事を辞めると言う選択肢だけじゃないですね。
自分が何をしたいかわからない時でも
CAN(何が出来るか)
NEED(何が求められているか)
を考えるいうことから逆算したら
何がやりたいかが出てくるかもしれないですね。
自分の棚卸しをしたらこういったことがどんどん出てきます。
NEEDの部分を考えることで現実感が出てくる
Oさんの最初の相談は
「これからの自分の方向性をどうしていくか」
からスタートして
やりたいことは何となくあるんだけど
それが今の仕事から遠すぎて
遠い将来の夢みたいな感じで現実感がなかった
社会にそれが求められているか、
ニーズついてはあまり考えたことがなかったということだったんですよね。
でもそのニーズを考えたら、
より自分の夢を具体的に考えられてきた。
ニーズを考えることでただの願望とか夢が
自分ではどうやったらできるか
普段の生活をしていても
他に周りでやっている人がいるかなと情報が入るようになり
これまで夢だと思っていたことに
現実味が出てきました。
パラレルキャリアの
「自分がやりたかったことをリスクを少なくやることができる」
というメリットが
AかBかという選択肢だけではない
第3の選択肢が出てきて行動するきっかけになることが多いです。
今日は「パラレルキャリアはどんなふうに始めるのがいいのか」
について考え方などを
キャリアカウンセリングの実例を交えて
お話ししました。
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